【教会やお寺の代表に伝えたい】今年読んで良かったおすすめの本10選[技術編]

教会のひと
そろそろ年末だけど、まきのりは今年どのくらい本読んだの?
まきのり
今年は96冊の本を読みました。
今回はそのなかで「教会の経営」に役立つ本を紹介します。

そろそろ年末ですね。

教会やお寺の皆さんにとってはもっとも忙しい時期かもしれません。

さて、このブログを読んでくださっている皆さんは、今年初めに掲げた目標は達成していますか?

僕は今年の初めに「月に5冊の本を読む」という目標を掲げました。
これは達成できたので、良かったなと思っています。

まきのり
ただ、他の目標は全然達成できなかったけどね。
3キロ痩せるとか。

時間を見つけてコツコツと読書を続けてきたおかげで、少しずつ実力がアップしていることを実感しています。

そこで今回は僕の読んだ本の中から「これは教会の経営に役立つだろうな」という本を[技術編]と題して紹介します。

この記事とは別に「これは心を養うのに良い本だな」と思ったものを[心編]として別途紹介する予定です。

まきのり
ではいきまっしょい。
目次

今年読んで良かったおすすめの本10選[技術編]

『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』


 

学び (4.5)
読みやすさ (4.5)
感動 (4.0)
面白さ (3.5)
こんな人にオススメ マーケティングについて1から学びたい人

森岡毅(もりおか つよし)さんが書かれた、マーケティングの入門書です。

著者が「高校生の娘にも分かるように書いた」と言われているように、非常に読みやすい内容になっています。

以前に他の記事でも紹介しているので、よければそちらもご覧ください。

あわせて読みたい
【教会やお寺のリーダー必見】なぜ教会運営にマーケティングが必要なのか マーケティングと聞くと、教会やお寺には縁もゆかりもない言葉のように聞こえます。 僕自身もすこし前までは、そう思っていました。 けれど、いろいろと勉強するうちに...

『「具体⇆抽象」トレーニング』

 

学び (5.0)
読みやすさ (4.0)
感動 (4.0)
面白さ (4.5)
こんな人にオススメ 先輩や後輩とのコミュニケーションがうまく取れない人

細谷功(ほそや いさお)さんが書かれた思考力を鍛える1冊です。

この本、タイトルだけでは分からない部分もあるのですが、本当に勉強になります。
特に教会やお寺のリーダーは読んでおいて損はない一冊です。

この本を読むことで

  • なぜ先輩や後輩とのコミュニケーションがうまくいかないのか
  • 新しいアイデアの生み出し方

といったことが分かります。

またドラッカーが『非営利組織の経営』の中で「非営利組織はミッションが大切」と言っていますが、この本を読むことで「なぜミッションが大切なのか」という理解が深まります。

このあたりは別の記事に書いていますので、良ければそちらもご覧ください。

あわせて読みたい
【教会・お寺でも実践できる】ドラッカーから学ぶ、非営利組織の経営 【教会に経営学は必要ないのか】 僕自身言われたことはありませんが、「教会に経営学は不要」ということを何となく思っている人は多い。 皆さんはどうでしょうか。 この...

補足ですが、読書が苦手な方は、漫画も一緒になっている『具体と抽象』から読んでみてもいいかもしれません。

 

まきのり
僕はこっちから先に読みました。

『「超入門」失敗の本質』

学び (4.0)
読みやすさ (4.5)
感動 (3.5)
面白さ (3.5)
こんな人にオススメ 教会やお寺の組織運営に悩んでいる人

鈴木博毅(すずき ひろき)さんが書かれた日本の多くの組織がもつ問題点を明らかにした1冊です。

この本は『失敗の本質』という本の入門書にあたります。元になっている『失敗の本質』は、大東亜共栄圏における日本軍の組織的な失敗を分析した名著です。

『失敗の本質』も面白いのですが、難しい部分が多いので、まずこちらから読むことをオススメします。

日本の組織がもつ問題点が分かりやすく言語化されており、僕自身「うちの教会組織にも当てはまる」という部分がたくさん見つけることができました。

教会やお寺の組織に長くいると、「そもそも何が問題なのかが分からない」という状態に陥ってしまうのではないでしょうか。

そのような状況のかたにこそ、まずは問題点を明らかにするために読んでほしい1冊です。

『天才を殺す凡人』

 

学び (4.0)
読みやすさ (5.0)
感動 (3.5)
面白さ (4.0)
こんな人にオススメ 組織の中で埋もれている人材がいると気付いている人

北野唯我(きたの ゆいが)さんが書かれた、組織の中で天才がなぜ埋もれていくのか埋もれていくのかを明らかにした1冊です。

この本は、主人公である青野トオル(凡人)と「すべての才能を司る犬」忠犬ハチ公の掛け合いによって話が進んでいきます。

夢を叶えるゾウ』のような、ストーリー仕立てなので、とても読みやすいです。

その中で、

  • 天才・秀才・凡人の関係
  • 組織内で天才が埋もれる理由
  • 凡人が出来ることはなにか

などを学んでいくことができます。

まきのり
これは、僕のような凡人にこそ読んでほしい1冊だね。

『10年後、君に仕事はあるのか』

 

学び (4.5)
読みやすさ (5.0)
感動 (3.5)
面白さ (4.5)
こんな人にオススメ 将来が不安な若い人

藤原和博(ふじはら かずひろ)さんが書かれた、これからの生き方を提案する1冊です。

まきのり
藤原さんの本は、どれも面白いのでオススメです。

この本については別にブログを書いているので、よければそちらもご覧ください。

あわせて読みたい
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「俺は教会やお寺のトップとしてやっていくから、新しい生き方とか関係ないよ」と思われた方にこそ読んでほしい1冊です。

その生き方自体はとても素晴らしいと思いますが、読んでおいて損はない内容だと思います。
なぜなら、これからの若い世代が参考にするであろう生き方だからです。

教会やお寺の代表として、若い世代の生き方を、知っておいくというのはいかかでしょうか。

『築地本願寺の経営学』

学び (5.0)
読みやすさ (4.5)
感動 (4.5)
面白さ (5.0)
こんな人にオススメ 教会やお寺の経営に悩んでいる人

安永雄彦(やすなが ゆうひこ)さんが書かれた、築地本願寺というお寺をマーケティングによって復活させた軌跡を辿る1冊です。

この本を参考にブログの記事が10本くらい書けるのではないかと思うくらい、学びが多いです。
過去に1度記事にしていますので、そちらもよければそちらもご覧ください。

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築地本願寺の復活への立役者であり、本書の著者である安永さんは、元ビジネスマンです。そう聞くと、「信仰心とか無視してお寺の再生とか、なんだかなぁ」と思われるかたもいるかもしれません。

しかし、この本を読めば読むほど安永さんが、熱い信仰心を持ちながらもノウハウを使っているということが理解できるかと思います。

『自分の時間を取り戻そう』

学び (5.0)
読みやすさ (4.5)
感動 (4.0)
面白さ (3.5)
こんな人にオススメ 事務仕事に追われて大切なことに時間を使えていないなと感じている人

社会派ブロガーちきりんさんが書いた本。
どうしたらゆとりある生活を取り戻せるかを明らかにした1冊です。

本当はお祈りや人を救けることに時間を費やしたいのに、他の雑務が忙しくて時間がとれない。と言う人は多いと思います。

何を隠そう僕がその1人です。
そのあたりのことは、別の記事にして紹介しているので、よければご覧ください。

あわせて読みたい
教会やお寺で事務作業に追われている人たちに読んで欲しい1冊 【ちきりんさんの『自分の時間を取り戻そう』から学ぶ生産性】 教会やお寺という場所は、世間一般からすると非常に不思議な場所だと思う。 なぜならどれだけそこで仕事...

ちきりんさんが紹介している考え方が、ことあるごとに僕を助けてくれているなと感じます。興味がある方はぜひ読んでみてください。

『LIFE SHIFT』

 

学び (5.0)
読みやすさ (3.5)
感動 (4.0)
面白さ (4.0)
こんな人にオススメ 将来が不安な人

リンダ・グラットンさんとアンドリュー・スコットさんが書いた本。
100年生きるこれからの時代に、若い世代がどう生きるかが書かれた1冊です。

ページ数が400頁弱で、見た目もやや重厚感があるので、パッと見て「とっつきにくいな」と思う方もいるかもしれません。しかし、本当に読んだ方がいいと強くオススメした1冊です。

余談ですが、僕はこの本を読んで、今までやっていたアルバイトをやめて、手に職がつくような仕事に転職しました。

しかも、転職先には僕と全く同じ「LIFESHIFTを読んで、危機感を感じて転職した」という人がいました。
僕の周りだけの話なので、一概には言えませんが、すごい影響力のある本だと感じます。

長く生きる人生に向けて準備する責任は、結局のところ私たち一人ひとりの肩にかかっている。

問題は、多くのことが変わりつつあるために、過去のロールモデル(生き方のお手本となる人物)があまり役に立たないことだ。
(リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット『LIFESHIFT』東洋経済 2頁)

 

この言葉を、あなたはどう受け止めるでしょうか。

『本当の自由を手に入れる お金の大学』

学び (5.0)
読みやすさ (5.0)
感動 (3.5)
面白さ (4.0)
こんな人にオススメ お金について学びたい人

YouTubrの両さんが書いた、お金にまつわる知識がギュッと詰まった1冊です。

教会のひと
いやいや、まきのり。信仰者なのに「お金」とか言い始めたな。
いよいよお前はおしまいだな。

と思われたそこのあなた。
本当に読んでみてください。

僕はこの本を読んで、いかに自分がお金の知識がないのかを自覚しました。

この本は具体的にどう行動したらいいのかも、図なども取り入れながら分かりやすく書かれていいます。

まきのり
というか、全ページカラーでだけど、これ利益あるのかな。

僕は両さんのYouTubeを見て、楽天カードを作り、そのポイントでこの本を買いました。楽天カードは本当に作って良かったなと思うのでオススメです。

『マネジメント』

 

学び (4.5)
読みやすさ (4.5)
感動 (3.5)
面白さ (3.0)
こんな人にオススメ マネジメントの基本が学びたい人

P.F.ドラッカーが書いた、マネジメントの基本が書かれた1冊です。

エッセンシャル版ということもあり、内容がまとまっていて読みやすかったです。

しかしあんまり読書をしないという方は、先に『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』、通称『もしドラ』を読むことをオススメします。

僕は先にこちらの『もしドラ』を読みました。
その後でドラッカーさんの『マネジメント』を読むと、理解が深まります。

「マネジメント」ということについては、過去に記事を書いていますので、よければそちらもご覧ください。

あわせて読みたい
『もしドラ』から教会マネジメントの第1歩を学ぼう【前編】 【『もしドラ』についてざっくりと。】   今回は、『もしドラ』こと、『もし高校の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』をもとに話を進め...

もう一度すべての本をおさらい

では、最後にもう一度すべての本をおさらいしておきます。

『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』

 

『具体⇆抽象トレーニング』

 『「超」入門 失敗の本質』

『天才を殺す凡人』

 

『10年後、君に仕事はあるのか』

 

『築地本願寺の経営学』

 

『自分の時間を取り戻そう』

 

『LIFE SHIFT』

 

『本当の自由を手に入れる お金の大学』

 

『マネジメント』

興味のあるものがあったら、ぜひ読んでみてください。

以上、「【教会やお寺の代表に伝えたい】今年読んで良かったおすすめの本10選[技術編]」

というお話でした。

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