なんだか信仰してるのかどうかも自信がなくなってきたなあ。
本当に大切なことに時間を当てるために、どうしてもやらないといけないことは爆速で終わらせましょう。
「時間がない」
僕が信仰している宗教でも、多くの人が口にします。
例にもれず僕もその1人です。
教会の代表となると、得意ではないけれどもどうしてもしなければいけない作業があります。僕が非常に苦手なのが、会計にまつわること一切です。レシートの管理、会計報告のためのパソコンでの打ち込み作業などなど。
数字が苦手なせいか、必要だとは分かっていてもなかなか手がつけられません。
結局ぎりぎりまであと伸ばしにして、締め切り間近であせりだすという、お決まりのパターンを毎回していました。
しかしある本を読んでから、事務仕事が余裕をもってできるようになりました。
おかげで本当にやりたいこと、例えばお祈りやブログの執筆といった時間を確保できています。
今回はそんな僕が変わるきっかけになった本を紹介します。
本の紹介
今回紹介するのは中島聡さんの書かれた『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』です。
中島聡(なかじま さとし)
1960年北海道生まれ。
早稲田大学高等学院、早稲田大学大学院理工学研究科修了。
1985年、大学院卒業後、NTTの研究所に入所。
1986年、マイクロソフトの日本法人に転職。
1989年、米国マイクロソフト本社に移る。
内容
時間術の本。著者は自らのやりかたを「ロケットスタート時間術」と名付けて解説。
時間いかにつかうかという方法論を、例と比喩を用いながら説明されている。
ロケットスタートを切るためには、2:8の法則で働く
本書には、「ロケットスタート時間樹」というだけに、仕事の始まり出しが肝心だと書かれています。
本当はまとまった仕事をいかにして終わらせるかということも書かれているのですが、個人的に宗教家にそのまま本の内容を生かすことが難しいなと感じました。
自分ができそうなところをロケットスタート時間術の中からピックアップして、実践しています。
今でも実践しているのが1日を「2:8の法則で仕事をする」ということです。
この2:8の法則とは、別名パレートの法則とも呼ばれています。
パレートの法則
「物事の構成には偏りがあり、全体の数値の8割は、全体を構成する要素のうちの2割の要素が生み出している」という経験則のこと。
例)仕事の成果の8割は、2割の社員によって生み出されている。
この2:8の法則を使い、メリハリをつけて仕事をするというのが、中島さんの「ロケットスタート時間術」です。
そしてその成果の出せる2割を、朝にもってくるのが1番いいと言われています。以下、引用します。
ここで意識してほしいのは、1日の最初の2時間半で、1日のメインの仕事の8割を終わらせるようにするということです。
2:8の法則は1日のなかでも当てはまるのです。
(中島聡『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』文響社 174頁)
1日の最初の2時間半で、メインの仕事を8割を終わらせる
本書『なぜ、あなたの仕事はおわらないのか』では、10日間の仕事を最初の2日で終わらせる方法も書かれています。
しかし、宗教家の生活に当てはめることが難しかったので、僕はこの1日単位のロケットスタートを実践しています。
ここでおもしろいのが、中島さんがロケットスタートしている時間のことをドラゴンボールの「界王拳」にたとえて説明しているところです。
「ここは10倍界王拳でやりましょう」とか「ずっと20倍界王拳でいきましょう」などとユーモアを交えながら説明されています。
まきのりが実践するロケットスタート時間術
ここからは、僕が実践しているロケットスタート時間術のポイントを「朝・昼・夜」に分けて解説していきます。
朝の過ごしかた
中島さんの教えを活かし、僕は早朝2時間半の過ごし方を大切にしています。
朝のスケジュールはいつも大体こんな感じです。
4:00 | 起床・洗面 |
4:05 | 白湯を作る |
4:10 | 長期目標とToDoリストを見なおす |
4:13 | 作業開始(ブログの執筆やその他どうしてもやりたいこと) |
6:00 | お祈り |
昼間にハードな動きをする時は5時頃起床しますが、だいたいこんな時間の使いかたをしています。そうです、朝は超早起きです。
早起きした後の作業2時間で、1日のうちでどうしてもやりたいことをほぼ完成までもっていきます。
「8割とか無理だろ」と思われるかもしれませんが、頭が冴えているので結構できちゃうのです。
実際、今書いているブログも4時過ぎから6時の間に書いています。
しかしこうして朝からロケットスタートを切ると、日中眠くなってしまいます。
そこでそれを解決する方法を、次項の「まきのりの昼の過ごし方」でお伝えします。
昼の過ごしかた
朝、ロケットスタートをきると、ほぼ100%の確率で眠くなります。
そんなとき、場所さえあれば思い切って昼寝することにしています。
昼寝に関しては本書でも重要だと書かれています。以下、引用します。
私は昼ごはんを食べた後、必ず昼寝をします。
昼寝をすると脳にたまった老廃物が消えるような気がするので、新しいアイデアが生まれることがありますし、午後以降の仕事もグッと集中して取り組めるからです。
頭の回転も全然違うことを感じます。
(中島聡『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』文響社 176頁)
また、中島さんは昼寝の時間は18分が自分にはちょうどいいと語られています。
皆さんも自分に合う昼寝時間を探してみてはいかかでしょうか。
僕自身も昼寝をしてみて思うことですが、昼寝をすると頭がすっきりして、もう1度ロケットスタートがきれます。これは名著『思考の整理学』(外山滋比古著)のなかでも紹介されていた内容です。
こう(昼寝)すれば、一日に二度、朝食前の時間ができる。つまり、一日が二日になる。
実際、こうして、午後の三時か三時半ごろから、夕方の六時、七時までの時間も、かなり頭が働いてくれる。
(外山滋比古『思考の生理学』ちくま文庫 26~27頁参照)※朝飯前とは、朝の頭がすっきりして能率よく働ける時間のこと。
ぜひとも機を見て昼寝をしてみてください。
夜の過ごしかた
僕が夜過ごすときに大切にしていることは3つです。
- お酒を飲み過ぎない
- 10時には寝る
- 次の日のToDoリストを作っておく
これは毎日やっている訳ではありません。
飲み会があったり、来客が来たりするときには大いに飲みます。しこたま飲んで、次の日もお祈りに遅刻するんちゃうかというくらいまで飲みます。というか、遅刻します。
そこまでストイックにはやっていません。
まとめ
今回は、中島聡さんの『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』を参考に、ロケットスタート時間術について考えてきました。
- ロケットスタートを切るためには2:8の法則で仕事をする
- 1日の最初の2時間半で、1日のメインの仕事の8割を終わらせる
[まきのりが実践するロケットスタート時間術]
朝の過ごしかた
2時間程度で、1日のうちでどうしてもやりたいことをほぼ完成までもっていく
頭がすっきりしているのでどんどんやりたいことが進む
昼の過ごしかた
眠くなるので、思い切って昼寝をする
すると頭が冴えて、もう1度集中できる
夜の過ごしかた
大切にしていることは3つ
- お酒を飲み過ぎない
- 10時には寝る
- 次の日のToDoリストを作っておく
以上、「【教会やお寺で事務作業に追われる人にオススメ】まきのりが実践しているロケットスタート時間術」
という話でした。
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