【お寺や教会のトップに伝えたい】伸びている教会のたった2つの共通点

教会のひと
うちの教会ってなんか勢いないんだよね。
伸びてる教会と何が違うんだろう?
まきのり
伸びている教会には2つの共通点があります。
今日はそんな共通点を一緒に学んでいきましょう。
目次

伸びている教会の共通点

宗教。科学が発展する中で、どんどん勢いがなくなっている。そんなイメージを持つ方も多いかと思います。

何を隠そううちの教団もどんどん勢いがなくなっています。
他のところも同じような傾向があるのではないでしょうか。

しかし、だからといって全国にあるすべての教会の勢いがなくなったかというと、そうではありません。

中には、地域に根差して元気に活動をしている教会があるのです。

僕の先輩に元気のある教会を訪ねて、なにが違うのかをリサーチした方がいます。

今日はその先輩から教えてもらった【伸びている教会の共通点】を2つ紹介します。

さきに結論を言うと、その共通点とは、

  • 外に向けた活動がある
  • 神殿に余計なものがない

この2つです。
これから1つずつ解説していきます。

まきのり
ではいきまっしょい。

外に向けた活動がある

1つ目は「外にむけた活動がある」です。

もう少し具体的にいうと、布教活動をしている、または地域に根差した活動をしているということになります。

当たり前といえば当たり前かもしれませんが、布教活動をしていない教会には元気がありません。

京都にある有名なお寺だと、観光客でにぎわい、布教ということは考えないかもしれません。しかしそのような教会やお寺はごく一部だと思います。

また、信者さんに向けた催しものをすることをしている教会やお寺は多くあるのですが、それでは内向きの活動だけになってしまい、「閉ざされた教会・お寺」となってしまう可能性があります。

多くのお寺や教会は思いきって、外に向かて動いていく必要があるのです。

ちなみに布教活動と一口にいっても様々な形があると思います。

駅前に立って勧誘したり、知人に声をかけたり、そんな布教活動を想像している方も多いのではないでしょうか。

まきのり
余談ですが僕は布教活動がちょっと苦手です。

ただ、うちの団体でいうと、最近は地域に根差した、なくてはならない教会になることを目指しているところが多くみられます。

例えば何らかの理由でお腹を空かしている子どもたちに食事を提供する「こども食堂」を開いている教会。

また、孤独や悩みを抱えた方の話を聞きに行く「傾聴ボランティア」をしている教会などがあります。

こちらは直接的な布教活動とは言えませんが、「人に喜んでもらいたい」という一心で教会をあげて活動しています。

このような教会も、元気ところが多いそうです。

数は多くありませんが、ちゃんと元気がある教会もあります。

神殿に余計なものがない

2つ目は「神殿に余計なものがない」ということです。

先輩によると、伸びている教会の神殿は非常にきれいだそうです。

そして、ポスターなどの張り紙がなく、本当に必要なものだけが置いてあるのだと。

まきのり
たしかに、ぐちゃぐちゃな教会ってなんか嫌だよね。

ちなみにポスターなどは、神殿とは別の場所に貼ってあり、神殿はできるだけ「祈り」に集中できるような環境が整えてあるそうです。

ちなみにうちの教会は、それまでめちゃくちゃポスターが貼ってありましたが、それを聞いて全て外しました。

教会によってはたまに今年の目標で「信者〇人増やす」みたいなこと神殿に貼っているところがありますが、これは何も知らない人が教会に来たときに、とても怖い印象を与えると思います。

「なんか私、狙われてる?」といった気持ちになってもおかしくありません。

そういう意味でもシンプルに祈りの空間を作るということは大切なポイントになるのではないでしょうか。

まきのり的視点~きれいな教会を作る時に参考にして欲しい場所~

さて、最後は「きれいで余計な物がない教会を目指したい」と思ってくださった方に向けて書いていきます。

参考にしたい建物。

それは「茶室」です。

茶室はほんとうに余計なものが何1つありません。

洗練されていて、本当に落ちつく空間作りがされています。できれば直接見学にいくことをオススメします。

関西にお住いのかたでしたら、京都にある「承天閣美術館」と「茶道資料館」を強くオススメします。

どちらも管内に本物を再現した写し(コピー)の茶室があり、実際に間近で茶室を鑑賞することができる場所です。

とくに茶道資料館の2階にある、裏千家を代表する「又隠(ゆういん)」の写し(コピー)があるのですが、そこがもう最高に良いです。

本当に無駄がなく洗練された空間作りがされていて、何もないのですが、何時間でもみていられるくらいの美しさがあります。

なにもないからこそ、掛け軸にある言葉が強く胸をうちます。

僕が大好きな茶道のエッセイの中でも

お茶の『一番のごちそう』は、なんといっても掛け軸
(森下典子『日々是好日 お茶が教えてくれた15のしあわせ』新潮文庫 118頁)

という言葉があるのですが、今あげた2つの茶室を見ると「あぁこの掛け軸が一番大切なんだな」と感覚的に理解できます。

本当に大切なものを見てもらうために、それ以外が徹底的にそぎ落されている。
そんな作りになっています。

ぜひ京都に行った際には立ち寄ってみてください。
きっと余計な物のない教会を目指すときの参考になります。

まとめ

今回は、伸びている教会のたった2つの共通点というタイトルで、2つの共通点を紹介していきました。

内容をまとめます。

まとめ

伸びている教会は外に向けた活動がある

・活動してない教会は伸びていない。当たり前のことだが、真実。

・ただ布教活動をしているという教会だけでなく、地域に根差した活動をしているという動き方もある。

 

伸びている教会は神殿に余計なものがない

・ぐちゃぐちゃな教会に人は寄らない。

・ポスターなどの張り紙も、貼るなら神殿以外の場所に貼る。

・祈りの場所は常に清潔感がある状態にしておく

 

洗練された場所作りの参考にしたいのは「茶室」

・特に京都にある「承天閣美術館」と「茶道資料館」がオススメ。

以上、「【お寺や教会のトップに伝えたい】伸びている教会のたった2つの共通点」という話でした。

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